動画・映像を作る職業ほど、理路整然とした説明を求められる職業はないのではと個人的には思います。
そこにないもの、これから作るものを言葉や資料だけで説明することが大半なわけですから。
とある中小企業(IT系)のポータルサイトのCM案件で、制作費の壁にぶつかった時、「機材・キャスティングなどを全て、社内にあるものを使って撮りませんか? コスト削減の他にも、社員のモラル向上につながりますよ」と提案しました。
会議資料とは別に、自身のノートPCに「セブンチャート仕事術」を忍ばせ、そしてチャート通りに体系的に説明することによって、なぜ社員のモラル向上につながるのかをスムーズに納得してもらいました。
「セブンチャート仕事術」に沿った説明は自身も改めて内容を反芻できると共に、さらに独自のアイデアを盛り付ける余裕も産まれます。
「自分たちの手で作れば、より良い効果がある」というプラスαをも生み出し、CMは制作する運びとなりました。
完成したCMを試験的にSNSで放送したところ、新規顧客にリーチすることに成功し、数字の上では満足して頂きました。また、社員の方達には自身の会社に誇りを持ってもらえたのではないかと思います。
こうした結果を産み出すまでには、様々な要因があるのは間違い無いのですが、実は全ては“スムーズな納得”こそが鍵ではないかと。
その為には自身の頭の中までもスムーズ化させる「セブンチャート仕事術」は、なくてはならないものだと思います。