~「質問が間違っていますよ」で面食らいました~
「安藤さん、今、紙からネットへ時代が急速に変化しています。私たちが効果的にネットに移行するにはどうしたらいいんでしょう?」と、私の質問に「貞池さん、それは質問が間違っていますよ。」と指摘され、面食らいました。
私どもは求人の情報誌を出版する会社で、紙媒体から電子媒体への移行が加速度的に進んでいます。そこで、いつも頭を痛めていて件の質問となったわけです。
すると安藤さんは白紙を取り出し、それに箱を書き、私に質問を始めました。
それがドラッカーの「5つの質問」だったとは、後に安藤さんから「経営者に贈る5つの質問」のチャートを送っていただいてわかったことです。
安藤さんからいただいた問で明快になったのは、私どもの問題は私どもの顧客の「人が集まらない。」という顧客の問題に応えきれてないということでした。
もちろん、時代に適合させて媒体を変えるということも必要でしょうが、本当にお客様にとって必要な価値を創造することがいかに大切であるかを学ばせていただきました。さっそく、他の役員にもこの話をし、現在、全社を巻き込み「5つの質問」に取り組んでいます。