この10年余り、製品開発・マーケティングの仕事に従事している関係で、安藤さんのチャートは直接、日常の業務のヒントになることが多いです。
仕事上の支援をしていただいているという思いが強くあります。
とりわけ、安藤さんのライフワークの一つといってもいいのではと個人的には思っている、「ドラッカーのチャート」と「新製品のブランド構築のチャート」が秀逸です。
後者は、私個人の日々の仕事が体系的にまとまっているという点で助かっているものですが、ドラッカーのチャートは多くの方々の興味をそそり、役立てられているのではないでしょうか。
ドラッカーの本は、書籍売場に行けば、P.Fドラッカー本人が書いた代表作「マネジメト」以外にも沢山の書籍が並んでいます。しかし、どの本も分厚く、読み込むにはなかなか骨の折れる読書となります。
先般の「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」がベストセラーになった背景も同様の理由であると思います。
そういった意味で、安藤さんのドラッカーチャートは、多くの方にその理解を深める大変意義深いものだと言えます。
そして、その集大成が、「ドラッカーのチャート写経勉強法」です。これは安藤さんご自身が、これまで多くの時間を掛け努力して、体得された勉強法を余すことなく私達に伝えてくれました。
私は、真のマーケッターの姿をここに見た気がします。