現在、香港・日本・中国で6つの法人を運営しております。
海外の企業とのビジネスや交渉は日本人の常識や感覚では考えられないことがよく起こります。
いわゆる想定外のことが日常茶飯事に発生します。
その際に感情的になり、席を立ってしまえば交渉は終了です。
しかし、相手の状況を分析しお互いの方向性を相手に再認識させることによって逆に立場が優位になり、交渉がスムーズに進むこともあります。
先般、私は「セブンチャート仕事術」でドラッカーのイノベーションの7つの機会にあった「5つの前提」と「3つの条件」を活用して中国と日本の企業の共同開発(合作会社)を成功させました。
「5つの前提」で現時点での欠けている個所を相手に示し「3つの条件」で明確な目標を設定することにより、日中のお互いの企業が同じ方向性で、同じ目標に向かって進んでいけるようになりました。
交渉開始から契約締結まで約一年の月日がかかりましたが、結果的には成功し、これから新しい事業展開へとつなげていけることとなりました。
「セブンチャート仕事術」は私にとっての教科書であり、想定外のことが起こっても柔軟に対応することができます。