安藤氏が開発し提唱するこの学習スタイル「チャート読書術」に出会うことができたことはとても大きな幸運でした。
かなり大きな決心をしてドラッカーを英文で読み込んでも、あるいは日本語で出版された様々なドラッカー本、解説などをかじって何か分かったつもりになっていてさえも、どこか「哲学的で深遠な理想」に手が届かない気がしていた自分でした。
「啓示的な何か」にひと時感化され、その気になることはあっても、レーシングゲームや自動車教習所のシミュレーターでは実際に運転技能や判断能力が獲得できないのと同様、自分を取り巻く人々や組織に対する理解、影響力は身についていなかったのだと思います。
まずは自身のリアルな状況、組織、人々、関係性、目指すべきものなどをチャートで言語化する、それもできるだけ平易でシンプルな言葉に自ら編んでみる。
そうすることでどうしようもなくリアルに出現してくるもの、気づきは貴重であったと思います。「目からウロコ」の経験でした。